JAZZ COLUMN Vol.7
By KURITA TAKESHI
ジャズにおける
間「ま」の大切さ
ジャズピアノの演奏では、音を出すこと以上に「間(ま)」の使い方が重要です。
特にバラードやスローテンポの曲では、音を出さない時間にこそ、演奏者の個性や感情が表れます。
「間」は音楽の中の呼吸のようなもので、聴き手に心地よい緊張感や期待感を与える効果があります。
また、ジャズ特有のスウィング感も「間」を感じることで生まれます。
例えば、スタカートを使った短い音の中に、リズムの揺れを作り出すことで、シンプルなフレーズでもグルーヴ感が際立ちます。
ジャズピアノは「音を足す」ことに目が行きがちですが、時には「音を引く」勇気を持つことで、
演奏がより深く、心に響くものになるのです。
Kurita Takeshi