2022年8月20日 浜松市の老舗ライブハウス、アナログでのこのトリオ、2020年1月以来のステージでした。
ピアニストにとってはライブハウスでのステージが楽です。ライブハウス以外はまず環境に対応するための確認があり、音楽以前に気を使う事があります。勿論そうゆうものを取り込んだ上でのステージは得るものも大きいですが。
アナログはすべてに非常にバランスの良いライブハウスでマスター以下何事にもブレのない最高な環境です。今回も期待通りでした。今回のトリオはドラムスの生田真也さん声掛けで実現しました。
彼は私と同じバークリー大学の出身です。歳はわたしよりずっと若いためにわたしの知らない大学の懐かしい話を聞き話は尽きません。日頃は温和な彼のドラムは今夜はまた異次元の世界を見せてくれました。ヘンダーソンの「リコーダミー」のイントロがわたしのプレイにキッカケをくれました、その音圧や個性的なリズム使いを聴いてすぐにレスポンス出来たのです。ジャズだなと思える瞬間でした。ピアニストにとってはこれがドラムに求めるもの!有り難う生田さん!楽しかった!ってまた別のライブシーンで弾きたくなるのです笑
最後までこの気分を持続して2ステージはあっという間でした。次回は浜松市の真言宗に属し後に鎌倉の建長寺末になったとも伝えられた五百年の歴史を誇る「祥光寺」での寺院ライブも楽しみ!
そしてベースの中村圭吾さんはまさにベースマンそのもの。よく楽器別にプレイヤーの性格はおおよそ特徴があると言いますが、中村さんは正にどっしりと下支えの技巧派です。技巧派は同時に理論好きの方も多く、リハでもわたしのアレンジを確認して違う可能性を提案してくれたり、イメージをすぐに言語化してくれたり有難い存在です。ジャズはスポーツと似ているかな?決められた時間の中でいかに連携を取って最高の結果を作れるかなんですね。
少し秋めいた夜は次回が楽しみなひとときでした。