セッション参加ガイド(初めての方へ)
ジャズを学び始めると、必ず耳にする言葉が「セッション」。
一方で
「まだ早いのでは…」
「迷惑をかけたらどうしよう」
と感じ、なかなか一歩を踏み出せない方も多いと思います。
このページでは、初めてセッションに参加する方のために、心構えと準備、不安の解消ポイントをまとめました。
■ セッションとは何か
セッションとは、決められたメンバーではなく、
その場に集まった演奏者同士が曲を共有し、即興的に音楽を作っていく場です。
当スクールのセッションは特にピアノトリオ(ピアノ、ベース、ドラムス)中心に特化したものです。
大切なのは「上手に弾くこと」ではありません。
1.他人の音をよく聴く
2.流れを止めない
3.今の自分の実力で誠実に参加する
この3つができていれば、セッションは十分成立します。
■ 何を準備すればいいか
初参加の方に必要な準備は、とてもシンプルです。
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曲を 2〜3曲 決めておく
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テーマ(メロディ)を最後まで弾ける
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簡単なアドリブができる(音数は少なくてOK)
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テンポを保つ意識を持つ
完璧である必要はありません。
止まらずに最後まで弾くことが、何より大切です。
■ 何を弾けばいい?
アドリブでは、難しいことをする必要はありません。
コードトーン中心
裏拍を意識
フレーズは短く
休符を恐れない
「会話に参加する」感覚を持つだけで、十分ジャズになります。
■ 初心者が避けるべき3つのミス
1.弾きすぎること
音数が多い=良い演奏ではありません。
2.テンポを無視すること
個人技よりグルーヴが最優先です。
3.失敗を引きずること
ミスは誰でもします。切り替えが大切です。
■ よくある質問
Q. 間違えたらどうなりますか?
A. 何も起きません。セッションは練習の場でもあります。
Q. レベルが違う人がいたら?
A. 比べる必要はありません。自分の役割を果たせばOKです。
Q. 緊張してしまいます。
A. 緊張するのは真剣な証拠。参加するほど慣れていきます。
■ 最後に
セッションは、レッスンでは得られない
「生きたジャズ」 を学ぶ最高の場です。
勇気を出して一度参加すれば、
音楽の見え方・聴こえ方は必ず変わります。
失敗しても大丈夫。
ジャズは、挑戦する人を歓迎する音楽です。











