JAZZ COLUMN Vol.1 

By KURITA TAKESHI

ジャズピアノ未来予想！もしジャズピアノが料理なら？

もしジャズピアノが料理だとしたら、私たちは今、熱い「鉄板焼き」の瞬間を迎えているのかもしれません。

あ、ちなみに、私が今話しているのは文字通りの「焼き物」じゃありませんよ（笑）。ここで言う“熱い”とは、その進化のペースと興奮度合の事です。

ジャズは約100年の歴史を持つ音楽ジャンル。この100年の間に、ビバップ、ハードバップ、モーダルジャズ、フュージョンなど、さまざまなスタイルが誕生しました。この流れは当然ジャズピアノにも影響を与え、キース・ジャレットやハービー・ハンコックのような巨匠たちがその進化の先頭を走ってきました。

さて、これからのジャズピアノの未来ですが、テクノロジーの進化と共に、デジタルとアナログの融合がより進むでしょうし、新しい音楽ソフトやアプリがジャズピアノの演奏に革新をもたらし、伝統とイノベーションが同居する新しいスタイルが生まれることでしょう。

でも、核心は変わらず「心からの即興」であり、それがジャズピアノの魅力なんですよね。だから、未来もきっと、耳を傾ける価値がある美しい音楽が続くことでしょう。だって、美味しいお料理を食べるのが好きなんて‥時代が変わっても変わらないじゃないですか？Kurita Takeshi